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22年8月2日 中央中学校(教職員)/一人ひとりを大切にした制服づくりセミナー

 福山市立中央中学校にて先生方(22名参加)を対象に「一人ひとりを大切にした制服づくり」をテーマにセミナーをさせていただきました。この2~3年の間、セクシャルマイノリティの配慮から多くの学校で制服のモデルチェンジが実施もしくは検討されています。今回セミナー開催のご依頼をいただきました中央中学校では、制服のモデルチェンジが確定しているのではなく、これから様々な検討をするにあたり、事前に先生方に全国・福山市の制服見直しの動向を知っていただいたり、ジェンダーレス制服とはどういったものなのかを実際に見たり、触れたりする場を設けることにより、知見を広げる目的として開催しました。

 セミナーでは、LGBTQに関する情報整理に加え、ジェンダーレス制服が求められる背景、学校制服とはどうあるべきかなどを、私たちカンコー学生服の制服づくりへの考え方・思いに立った点からお話をさせていただきました。2022年春、制服のモデルチェンジをした神辺東中学校・鷹取中学校の制服を持参させていただき、それぞれの採用背景、制服に込められた思いなどを説明しました。セミナーは1時間お時間をいただき、30分を講義形式をとり、20分を実際の商品を見ながら自由な情報交換の場としました。最後の10分はアンケートを記入いただいたり、質疑応答の場としました。

 今回のセミナーは現行の中央中学校の制服(男子:詰襟学生服、女子:セーラ服)をブレザーなどに変更することを推進・推奨することを一切の目的としていません。ジェンダーレス制服は生徒の誰もが安心して楽しく学校生活を過ごすための数ある手段の内の「1つ」です。制服をモデルチェンジすれば、すべてが解決するわけではありません。「誰もがお互いの価値観を認め、寄り添うことの大切さ」を「制服」をキーワードにしてお話をさせていただきました。

(文章記載/講師:岡野)



セミナー評価 アンケート集計

1:本日のセミナーは参考になりましたか

 参考になった:21票/あまり参考にならなかった:0票/どちらともいえない:1票

2:性の多様性、それぞれの特徴において整理できましたか

 整理できた:20票/整理できなかった:0票/どちらともいえない:2票

3:ジェンダーレス制服について、まなびを深めることができましたか

 できた:22票/できなかった:0票/どちらともいえない:0票

4:全国・福山市の制服変更の実例紹介は参考になりましたか

 参考になった:21票/あまり参考にならなかった:0票/どちらともいえない:0票

5:ジェンダーレス制服などの現物紹介は、今後の検討の参考になりましたか

 参考になった:20票/あまり参考にならなかった:0票/どちらともいえない:1票 

6:生徒(在校生)、児童(入学予定者)、保護者対象のセミナーは必要だと思いますか

 必要だと思う:20票/あまり参考にならなかった:0票/どちらともいえない:1票 

セミナー感想(アンケート一部抜粋)

 

・一人ひとりにあった多様性を認めていくうえで、考えなければならないことは

 多いと改めて思った。

・今の時代、選択肢があって、それらを自分で選んでいく時代。制服も自分らしく

 選べる時代になっていくのだろうと思いました。

・現代の社会の動きを考えると、制服見直しを検討するべきだと思います。

 着用する生徒のことを考慮すると、機能性を重視して選定していきたいと思います。

・ブレザー主流の流れがあるようですが、詰襟学生服の良さがもっとあっても

 いいなと思います。ブレザー、詰襟学生服、セーラー服など、どれでも選べることも

 良いかと思いました。

・セミナー受講を通して、改めてLGBTQについて学ばなければいけないと思った。

・生徒一人ひとりの考えや思いを尊重するために、また、そうした社会を目指していくために

 必要なことであれば、きちんと議論をして制服変更を考えていきたいと思いました。

・昔ながらの制服というのも大事ではあるが、時代に合わせていくのが生徒のためだと感じた。

 

そのほか多くの感想をいただきました。

ありがとうございました。